性病の薬について考える女性

怖い性病を治す薬は、使う部位によってさまざまな種類が存在します。また、症状によっても変わってきます。正しい薬を使用しなければ治らないばかりか、症状が悪化する事もあります。

性病治療薬にはどんな種類があるか

性病治療薬としては細菌によるものかウイルスによるものかによって異なりますが、クラミジアや梅毒、淋病などのような細菌性の感染症の場合は基本的には抗生物質が投与されて、HIVやヘルペスなどのウイルス性の感染症の場合は抗ウイルス薬が投与されます。カンジダはカビが原因なので抗生物質ではなく、抗真菌薬が投与されるのですが、カンジダはもともと体に存在している常在菌なのでセックスだけが原因ではありません。梅毒は日本でも増加傾向にある性病ですが、世界最古の性病とされるほど古いので、感染者が少なくなっていたのですが、ペニシリンなどの従来の抗生物質が効かない耐性菌が増え始めているので、感染者が増加しています。また梅毒はHIVとの関連性が高いとされていて、梅毒に感染している人の多くがHIVにも感染していることから、性病科などを受診すると梅毒とHIVの検査を同時に行うこともあります。クラミジアは若い女性に多い性病の一つで、症状が出ないことが多いので、気が付かないまま感染が広まるのが特徴です。クラミジアは咽喉炎や尿道炎、膣炎などの症状が出るのですが、痛みなどが軽い場合が多いことから放置されることが多くなっています。また感染症であることに気が付かずに耳鼻咽喉科や泌尿器科を受診して抗生物質を投与するとそのまま完治するので、実際にはデータよりも多くの感染者がいるとされています。梅毒は非常に感染力が強いので、キスやセックスだけでなく、コップの使い回しなどでも感染するリスクがあります。最初の段階では太腿などのリンパ節が腫れる程度ですが、全身に病原菌が広がると関節炎やゴム腫などができて、感染してから10年程度で神経症状や認知症などが起きるとされています。

性病名によって使う薬は異なる

性病名によって使う薬が異なる理由としては、感染している細菌やウイルスによって、有効な薬が違うからで、細菌による性感染症にはクラミジアや梅毒などがありますが、これらに使われる抗生物質は異なっていて、飲み方も違うので、検査をして感染している細菌を特定してから治療が行なわれます。クラミジアの場合は耐性菌の場合は特定の抗生物質では効果がないので、より強い作用のある抗生剤が用いられますが、梅毒の場合はペニシリン系の薬が効かないタイプのものが出ているので、様々な抗生剤が用いられています。また梅毒に感染している場合にはHIVにも感染していることが多いので、同時にHIVの検査も行なわれます。淋病は梅毒と同じ抗生物質が用いられますが、梅毒よりも症状が重い場合が多いのでより強い作用のある薬が投与される場合もあります。細菌感染とは区別されている性感染症にB型肝炎がありますが、この病気は全てが性感染症ではないので、正しい知識を持って患者に接する必要があります。B型肝炎は他の性病と比べると感染力が弱いのでコンドームを装着すると感染を防ぐことができますが、ほとんどの場合は母子感染なので、セックスとは関係なく感染してしまった人が多いとされています。B型肝炎はウイルスによる感染症なので有効な治療法がないので、症状を抑える治療が中心になります。HIVもウイルスによる性感染症なので有効な治療法はありませんが、発症を抑えることで免疫機能が低下するのを抑えることができます。細菌性の性病の場合は個人輸入を利用すると自宅で薬を購入することができますが、検査をしないと細菌の種類などがわからないので、医療機関を受診してから購入する必要があります。

正しい性病薬の使い方

性病はその要因となるところから、誰にも相談できないまま症状を悪化させてしまうことが多い病気ととらえられています。性病は自己治癒で治るものではなく、正しい用法で薬を飲まなければ重い後遺症に悩まされてしまうこともあります。 また性病の怖いところは、無自覚の潜伏期間があり、その間に接触した人に感染していってしまうというところにあります。主には不衛生であることや性行為に対する教育が行き届いていないというのが原因とされています。一方で、正しい薬の服用の仕方が行き届いていないということも原因のひとつです。例えば性器クラジミアという性病にかかった場合、主にジスロマックという薬を服用します。しかしジスロマックは性病に感染した時と通常の感染病にかかった時では服用回数が異なり、それが患者を混乱させることがあります。性器クラジミアにかかった時のジスロマックは、1日4錠(成分のアジスロマイシンが250mgの場合)を1回服用となります。一方で通常の感染症の場合は1日2錠を3日間続けて飲むとされています。ここで混乱する条件が、性器クラジミアにかかった場合のジスロマックは3日連続で飲まなくてよいとされている点にあります。ジスロマックは胃に負担をかける薬であるため、できるだけ連日飲まない方が身体に良いのですが、勘違いから多くの薬を連日飲んでしまうとそれだけ負担が大きくなります。また、性病薬を服用している時には、一般的にアルコールの摂取は控えるべきとされています。これはお酒との併用で副作用が出てしまうためで、服用中の禁止事項を守ることも正しい薬の使い方です。性病薬によってはジスロマックのように食後、食前どちらでも構わないものがあります。 ただし胃腸に負担をかけるため服用後は下痢になりやすいことから、胃が弱い人特に前後2時間は何も食べないようにすることも大事です。

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